神秘的な朝霧。
何か新しい事が始めるには良い印なのかも知れません。
2011年より(つれづれなるまま)に綴って参りました【女将のつれづれ日記】
洞川の日々を語った写真の容量がいっぱいになってしまいまして…。
明日からお引越しする事となりました。
転居先でも今まで同様、「つれづれなるままに」お届けできましたら、と思っております。
10年分の軌跡はこのまま残しておきますので、
新旧の日記を行きつ戻りつ、洞川の歴史を味わって頂けますと幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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お客様は「涼しいの通り越して寒いくらいやわ。♨で温まってこよう」・・と。
(あ〜ぁ、秋近しやなぁ〜)としみじみ思います。
秋は木々の先っぽからこっそりとやって来ます。
今年も素知らぬ顔して、その辺りにおいでになっているのかも?
]]>この坂道をゆっくり上っていると、(お寺へ誘われる)安らいだ気持ちになるのが不思議です。
不思議といえば。。
今日は20年の時空を超えたお話を致しますね。
夕べご宿泊下さいましたお客様が
「実は私、20年ほど前にもここで泊まった事があります」と・・。
「村のお祭りの日、バイクでやってきて、お休みなのに開けてもらって・・」
「あー!カッコイイ女の子のバイクさん!(ブンブンとアクセル吹かすポーズ)」
「そうです!そうです!」
「玄関にバイク入れるの難儀して・・・」
「はい!そうです!」
嘘みたいな再会でした。胸がバクバクしました。
このささやかな宿の名を覚えていて下さり、20年の時をワープしてお越し下さいました。
そう・・・八幡宮秋祭りの宵宮でした。
「バイクの女の子泊めたってくれん?」の一言からの始まりが時空を超えました。
潮岬を目指したはずがあまりに遠く、途中で出会ったバイクチームに先導され洞川へたどり着いたと。
一期一会が一期一会で終わらなかったんですもの。
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コスモスの花って、みんなで群れて咲いてる方が華やいで楽し気に見えます。
一輪だと独りぼっちで寂しそう・・。
みんなで風に合わせてゆら〜りゆら〜り揺れてておくれね(*^。^*)
]]>湯上りは客室の窓辺の椅子に座り、川風を体全体で受け止める贅沢さ・・。
「これが『整う』ですよね」そう仰られたお客様。
仰せの通りでございます。
なんと効率の良い「温」と「冷」の組み合わせなんでしょう。
「お客様、最高の温泉の楽しみ方を見つけられましたね」
「はい。もうはまってしまって4回も入りましたよ。温泉♨」と最高の笑顔で返して下さいました。
それはそれはよろしゅうございました。
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遠い昔、夏休みと言えど家業が家業だけにどこへも連れて行ってあげられず・・・。
8月最終に実家に帰省していた妹と従姉妹らと共に、私と幼い兄妹で熊野の海を目指しました。
朝4時に洞川を出発。
座席を倒してお布団敷き詰め、幼子4人を寝かせたままのドライブでした。
五番関トンネルを抜ける頃、道の両側にササユリが見事に咲き揺れていました。
数時間走って辿り着いた熊野の海。
「姉ちゃんら、もう海は終わりやで。桟橋も撤去するから帰りは難儀するでぇ〜」
撤去作業中のおじさんに言われましたが、「海」に会えただけで感激の大人と子供たち(^O^)/
サーファーのお兄ちゃん二人と、我々だけの「貸し切り海」
今でもササユリが咲くと、あの日の「海」が思い出されます。
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今日のカレンダーを一枚めくったら夏が終わってしまいそう感慨深さを知っているから?
「夏空ここにあり!」って主張しているみたいです。
「夏休みが終わる・・・」って言う何とも言えない虚しさは、
子供心にもしっかりありましたものねぇ。
8月最後の一日が始まろうとしています。
]]>(このまま育ったら秋にはいいお大根、収穫できたのに・・)
(シシトウの甘辛煮、お客さんに好評だったのに。。)
(さつま芋、ええ感じに茂ってたのに・・)
(サクランボ、来年あたりはみ「実」つけそうやったのに・・)
・・・・・と、思っても思ってもせんない事やから、切り替えましょう!
青紫色の可愛い花が心を和ませてくれます。
穏やかな心へと染め変えられる心地がします。
昨日の朝は「12.5℃」でした。お〜寒っ。
障子を開けたら「秋」が鎮座していそうな近さを感じました。
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なんとか生き残ったキャベツはこんなです。可哀そう過ぎです。うっく。。
何が起きたのか俄かに信じられなく、どこから手を付けていいやら頭が真っ白。
母は子達に助けを求めにすっ飛んで帰りました。
惨過ぎて涙も出てきません。。。
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うっとりします。
得も言われぬ美しい「夕焼け」の西の空。
言葉はいりません。
同じ西の空でも微妙に様子が違うでしょ?
こちらは始まりの空「朝焼け」です。
自然美は想像を遥かに超えた美しさです。
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日帰りで遊びにお越しの際でも、「また洞川きてまぁす」とお顔を見せて下さったり・・。
『おぼろ豆腐』をこよなく愛してくれる有難いリピーターさん。
ご贔屓にして頂いてからかれこれ10年?
いつまでもfreshなご夫婦さんです♡
「私にとって世界一おいしい食べ物!」と最上級の賛美のお言葉を毎回頂戴致します。
今宵もお着換えなさいましたら、そぞろ歩きのお時間かと存じますよ(*^。^*)
]]>間伐した後の木だったのでしょうね。
すっかり朽ち果てて苔生しています。
ひと昔前ならば間伐した捨て木は薪としてフル活用されていたのにねぇ・・。
時代が変わり、時が過ぎ、朽ちていく木・・。
いずれこの木に茸が生えたり、すっかり朽ち果てて腐葉土みたいに土にかえったり。
月日とともに朽ち果てるまで・・。
]]>自分の影法師があんまり長く伸びていたので、影のお写真を撮りました。
それだけ秋が近付いて来たって事なのでしょうね?
「井の谷水」の湧水が樽を満たし、心地よい水音で睡蓮鉢へと落ちていきます。
道路にざぶんと打ち水された跡は、朝のお掃除バケツの水です。
朝からしっかり拭き清めた廊下は裸足で歩くと心地いいものです。
P.S.
今朝はネットが繋がらず四苦八苦でした。。
今や(繋がって当たり前)の生活だったのかと・・・
]]>自ら丸まっちく形作ったかの如く、可愛い丸玉。
]]>こんなに嬉しい宿帳は女将歴30数年で初めてかも? 女将はbe impressed!
先だって、流量な英語を話される小学生兄妹さんファミリーさんがご宿泊下さいました。
(私には日本語でお話してくれましたよ(#^^#)
お帰りになった後でこの宿帳を目にしました。
「この旅館はfamilybusinessなの?」
「今は基本的に主人とやっています。自分の仕事を持つ子供達も大いに手伝ってくれますが・・。
コロナ前は団体さんがいらしてて、住込みのバイトさん達と一緒に暮らしていました」
・・・そんな会話の流れから、団体さんのお食事に使う箱膳の話になり、
お膳を積み重ねてお運び実演をご覧にいれますと
「あっ!りんだぁ!」と♡(*^▽^*)♡
「千と千尋」の世界での「りん」のお運び姿を重ねてくれた様でした。
帰りがけ、樽で泳ぐ金魚に名前もつけてくれました。
「日本語と英語どっちの名前がいい?」
「どっちでも♡」
「じゃあ、KINGにしよう!」と。
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