5月の声が聞こえ出すと、洞川はにわかに活気づきます。
     
「さあ。今年も戸開けきたでぇ。」
「もう、大掃除済んだんけ?」

     
一年の始まりの1月1日より、
大峯山戸開けの5月3日の方が場面が大きく変わる気がします。

今はこんな陽気ですが、
毎年、戸開けは不思議と寒くなります。

大峯山戸開け式の参拝される方は、防寒対策なさってお越し下さいね。

 二日間とも、とびっきりのお天気なんて!お日様とお友達かしら?

日向で仲良くお散歩したり、シャボン玉したり・・・っていうのが
ピッタリ似合ったしまう素敵ファミリーさん。
(遅咲き桜は歓迎ですが、杉花粉がごめんなさいでした。)


「小さい時、味噌ついたんですよね。僕ん所も・・」
「あっ、そうです。『味噌つく』って言いますよねぇ!」
「茹でた大豆をミンチ器にかけて」
「そうそう、あれ結構重たいし・・」
「ニョロニョロが始めの内はおもしろいけど、飽きてきてねぇ」

・・・・・朝のお味噌汁一杯から、どんどん話が膨らみました(笑)。

            
三人仲良く、「名水まつり」メイン会場まで出かけて行かれました。

いってらっしゃいませ。楽しんできて下さいね。

 終戦後まもなく建てかえた木造旅館

「維持管理が大変だろうけど、頑張ってね。」
そんな励ましのお言葉も頂戴しました。

とにかくお掃除・・
極寒期の凍結・・
目に見えない所の修理・・
仰せの通りで、胸にグッときてしまいました。

障子

書の掛け軸
「和」の要素を生かしながらも、イス文化も必要化されてきました。

     「和」
和空間・・・守っていきたいと思っています。

 あまりの風でしたから、正直ドキドキでした。
桜が散ってしまうんじゃないかって・・・・。

けれど、厳しい冬を耐え抜いた桜は、思った以上に強かったです。

客室より  お部屋でお花見   桜の勝ち!

この窓辺のイスに座って、「ああ、見事やなぁ・・・」との感嘆のため息を・・。

そんな空間がお待ち致しております。

 「せっかく咲いた桜をどない思てくれよんのぉ?」って愚痴りたくなるほどの
すごいすごい風でした。

夜通し吹いた風は、朝になってもおさまりません。

昨日まで咲き誇ってた紅梅もほぼ(涙)・・・残念な姿です。

頑張って!桜さん!とエールを送りたい気持ちです。


二週間ばかり前、息子が耕し種を蒔いてくれた畑が
新しい命を芽ぶき始めました。
   

発芽した野菜の赤ちゃんたちが深呼吸を始めています。

 単純アルカリ水美人の湯を楽しまれた後の、べっぴんさん二人旅・・・

「庭に咲くのが梅の花、窓の向こうに見えますのが桜です。・・・」
説明の言葉に重なって
「わぁ!きれい!ウソやん?梅って何月に咲く?」
「ええーっ!めちゃ綺麗なんやけど!部屋から桜やん!」

!!!!!感嘆符の嵐でした(笑)

ありがとうございます。お気に召して下さり光栄です。

       湯上り美人

「大阪。暑過ぎてお鍋のチョイス失敗やったかなぁ・・・って。
 でも、大正解!すっごく合います。」と、ご満悦。

今宵は「ブタとシシのいとこ鍋」でございます。  ごゆるりとどうぞ・・・。

(日が暮れて窓のむこうの桜が映らなかったのが残念無念・・・)

 桜って本当にパッと咲くんだなぁ・・・って、今さらの様に感じました。

龍泉寺前のゆるい坂道を歩く時、
空を見上げる感じで、桜の木を見上げて下さいな。
  

それはそれはもう素敵世界!

お空に向かって桜と一緒に浮かびあがっていきそうです。


今日ご宿泊のお客様
窓の外には梅の花が、川向こうには桜の花が・・・
ダブルお花見をお楽しみに・・・。。

 勝手口ががらりと開いて、畑のダディーLee兄さんの声が・・・

「わさび?要る要る!熱湯さっとかけて甘酢漬けが最高!」
「花は薄衣で天ぷらがええでぇ」

摘みたて山葵     山葵の甘酢漬け

春は美味しいものがてんこ盛り。

限られた時期しか食べられないから、おいしさひとしお♡ なのかも・・・。

 「さぁて、春の山里膳・・・今日はどう表そうかしら・・・」

調理場で立っていると、
「のりちゃん、蕗いらんかぁ?」と知り合いの方の声が・・・
「まぁ!素敵!ありがとう」

そうこうしてると、「タケノコ掘ってきてん。下処理も完了。」と、香久山産の竹の子まで届きました。

          大和三山、香久山のタケノコ
「いやぁ、据膳やん。ありがとう」

(今宵のお客様、何て食い福のあるお方らなんやろう・・・)と
心の中で喜びつつ、調理させて頂きました。

『食い福』という言葉は、その昔、明治のおばあちゃんから教わりました。
長男を出産した頃、溢れんばかりの母乳に恵まれました。

「この子は何てええ食い福持って、生まれて来たんよ。」と、
たいそう喜んでくれていました。

幸せ感じる言葉だと思いませんか?

 「午後から崩れます。」の天気予報が信じられないほどの、いいお天気。
春の陽気に誘われて、娘と花めぐりとしゃれ込みました。

一番先に春を告げてくれた紅梅は、そろそろ終わりかな?

けれど、見て見て!
「白」 「ピンク」 「赤」  花舞台は主役ばかりが共演です。

満開の白梅 しだれ桜も・・・ 真っ赤なボケの花

花を愛でた日は、一日中幸せな心地です。


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