朝日を浴びて霜がどんどん溶け始めたので、
「よーし」とばかりに自転車こいで洞川中を走ってきました。

「どこかで紅葉が残ってなぁい?」って。
けど・・・だめ。 全然残ってないの。
そりゃあ、明日から12月。 師走ですものね。

唯一残っていた数枚は、お隣の紅葉でした。あと10枚あるかしら?


(あはっ、灯台もと暗し・・・の巻でしたわ。)

 昨日の朝はバケツの氷が張っていました。

「This morning....−2℃。  now...−1℃」
「Oh! −1? 」
「Oh! ice?」

車のフロントやサイドミラー、車体までもが霜でガチガチ。
その霜すらも珍しくて被写体になるようでした。
「香港では考えられない!」・・・たぶんそんな事言ってらした(?)と思います。(笑)

「天藍・・」上空を指さして呟かれた言葉。
「知ってる。天藍(ティエンラン)青よりもっと青いの。日本晴れね。」
見えなくなるまで手を振り合いました。

今朝は+1℃。 暖かい白浜温泉で寛いでられる事でしょう。

 「いらっしゃいませ。お疲れ様でした。お荷物頂戴致します。」
「???・・・」
「えっ!もしかして日本語分からへんとか?Can you speak japanese?」
「No!no!no!」
「何で?どないしよう!」

「?」と「?」で始まった御接待でしたが、二泊三日ご一緒させて頂く内に・・・

「中国、乾杯(カンペー)」
「japanはね、乾杯(かんぱい)」なんてモロ和製英語。ボディー・ランゲッジ。
「この梅酒、私作ったの my home madeよ。」
「Oh!very good!」
「Thank you!」

けれどハートがあれば不思議と伝わるのよね。これが。
 「 language=heart 」 かもよ?
「笑顔は万国共通」って確たる信念が湧いてきましたわ。おほほ。

  皆さん。 香港より 浴衣がお似合いですよ。

 「災い、難を転じる」そんな読みから「難を転じる」→「難転」→「南天」

日本独特の語呂合わせ、言葉遊び、言葉を大切に思う心が生んだ文化ならではですよね。

さて、この白南天。白南天

「範ちゃん、いらぁ花ぁ好きだろうな。白南天やるわぁ。植えとけえよ。」
(範ちゃん、あなたは花が好きでしょ。白南天あげるね。植えておきなさいよ。)

と、頂いた白南天。 三年目にしてやっと実をつけました。
何でも家の鬼門先に植えておくと、より一層「難を転じて」くれるとか・・。
そんな予備知識も一緒に授けて下さいました。
(洞川は稲荷町、ちゅうちゃん姉からのプレゼントでした。)

 昨日は一日中とびきりの青空でした。

落葉した冬木立ちすら絵になる真っ青な空。冬木立ち・・

一転し、今朝は雨です。
気温は昨日の朝より10度も高いです。

暖かさとお天気、どっちを望むかは究極の選択かも?

 朝起きた時、マイナスいきました。 氷点下。初氷? 氷もはってました。
「あれっ?雪?」って思うくらいに真っ白な屋根の霜。真っ白

朝日が射して来ると、うーん!いいお天気。
最高の一日になりますよ。 地元人間の太鼓判!

稲村ヶ岳の山小屋で一泊なされたお方曰く、
「昨夜は薪ストーブ焚いても7度だったよ。今朝はー5度。
 テントも4〜5あったなぁ。僕が下山する時、まだ動けずにいたよ。」

はぁーっ。山男さんの強靭さに脱帽です。

 古い半襖を見つけました。
「何とか屏風に出来ないかなぁ・・・」 (ちょうつがいで繋げてくれる主人)

シミは布紅葉で隠し・・・
川の流れは、障子貼りのハケでささっと・・・
で、「谷の 流れに・・・」出来上がり。

   
落ち葉の紅葉は秋色灯りに変身しました。

 TVで盛んに目にする紅葉情報。

「見ごろ」マークは分かるとしても、
「色付き始め」マークがあるものは「???」の心地です。
(世間では今がピークなんやぁ・・・)

ごめんなさい。
洞川は残っている紅葉が希少価値って所まできています。

 「北風小僧の寒太郎」が持ってっちゃいました。

 ご宿泊頂く際に頂戴しております「宿帳」
先日はこんなお言葉を残して下さってました。
「Thank you very much for the hospitality.」

最後のコメント欄に書いて下さる一言が
私共にとってどれだけ励みになり、勉強になる事か・・・。

「掃除がいき届いて気持ち良かった。・・・やってぇ」
「めっちゃ嬉しいですねぇ。これからも掃除頑張ります!」(住み込みバイトさん)

「お風呂場にボディーソープもあったらいいね。…本間やね。」
「石鹸派とボディーソープ派あるもんなぁ。入れておこうか。」(主人と私)

「美味しくて完食!・・・ですって。うふふ、嬉し!」(私の至福)

言葉はパワーをくれます。
活力の源にもなり、励みの糧となります。
これからもより一層、精進いたします。

 紅葉の落葉とともに、当館のサクランボも最後の一葉となりました。

      ラスト 「1」      

「実のなる木を見てみたい!」の一心で育てたサクランボなのですが、
これがまぁなんと、期待に答えて見事な赤い実をたくさんつけてくれます。

嬉しい事に、固い固い花芽もいっぱいついてます。

これから迎える長く厳しい冬をじっと耐えるからこそ、
可憐な花を、可憐な実を結ぶんですね。


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