一面に白く広がっているのが自慢の(?)畑です。
私らが子供の頃は、この場所でそり遊びやスキーもしました。(上ん平スキー場って勝手に呼んで)
でーんと陣取ってるのは「朴の木」
旧の端午の節句に「朴の葉ずし」作ったり、自家製味噌での「朴葉焼き」にしたりと大活躍。

いましばらくは「冬眠中」。春までおあずけやねぇ。

   朴の木 オオイヌノフグリの小さい青紫の花が咲くのは、まだまだ先のお話。
                 朴の木の新芽もぎゅっとぎゅっと固く閉じて冬越しします。

 屋根からの長いつららは、一家団欒のお部屋の上かも?
暖房器具で温められ、融けた雪の雫が夜間つららに姿を変えるから、
その部屋で居る時間が長ければ長い程、つららも長い・・・と。

      

つららで思い出すのは 「氷の剣」
上の子が幼稚園で下は3歳位の時かなぁ・・。園から帰るの待ちかねて一丸となって遊んでました。

そんなある日の事・・・。

「たのみがあるねん。けんとって。こおりのけん。ぶきがないとにぃちゃんらにはかてん。」
きりりと真一文字に結んだ口元で決死の覚悟の妹。
「よし。分かった。」と母はお隣さんの屋根から下がる一番長い剣をゲットしました。

「はい!武器」
「ありがとう。これでいちばんつよいわ。」
「ずっるー。ぼくらにもとってぇ!」の声がくっ付いてきたのは言うまでもありませんがね。
つらら見ると思い出しちゃいます。ふふふ。

(これ読んだら怒るかなぁ・・・?「本間なん?創作違うの?」って。ちゃうちゃうホントやで。)

 洞川温泉センター駐車場に接する山の斜面を 『めんめらの森』 と呼びます。

15年近く前になるかなぁ・・・
大型台風で樹齢50〜100年とも言われた「門前山」の杉が無残になぎ倒されました。
伐採され整備されたその跡を 『めんめらの森』 と呼び散策コースや大師堂も建てられました。

 管理コース  遊歩道より下を望む

「めんめら」=「面々ら」=「私達」って意味です。
この「めんめら」って言葉はどの世代までが使う言葉かなぁ・・・?

昔みたいに両親共に洞川出身ってパターンはごく珍しいから、洞川弁もすたれます。
家はどっちも洞川だし,旅館のスタッフが地元さん(かなりアダルトな)だからか、
「家で使う言葉・・・同級生に通じないし!」って中学校時代の娘に言われたりしてました。

けど、いいもんだよ。洞川弁って。

 雪に閉ざされたエコ・ミュージアム。

夏休みのエコ・ミュージアムは林間学校の子供達の歓声ではち切れんばかり。

宿からここへもせっせと通います。
おやつの凍ったチューペット運んだり・・・、
折詰めした山菜ご飯運んだり・・・、
お弁当の空箱を集めに行ったり・・・、

子供達のいきいきポイントです。だって遊びの宝庫、川が目の前だから最高!

冬のエコ・ミュージアムは眠ってるみたいやねぇ・・・。
ほら聞こえる?zzzz..zzz....子供達の夢でもみてるんやろかぁ。。

 夕食後、「ちょっと鹿、出て来てないか見にいこか。」って事でちょいとお散歩。

日中お日様が顔出してたから、日の当たる場所と当たらない場所では雪の嵩が全然違うの。
お寺の境内も街灯があるなしで、辺りはいきなり暗闇の世界。


カメラの露出?感度?分からぬまま変えてみたら、「雪」もほーらね。

星もきれいでした。空気が澄んでいる証拠やね。 (鹿には会えなかったけどね。)
また歩きに出ましょうか。 冬の匂い雪の匂い嗅ぎながら。

 面不動鍾乳洞の方へ(西)沈もうとする太陽で、雪がキッラキラに眩しいの。


積もってる雪も・・     
舞い降りて来る雪も・・
まるで雪そのものが発光体となって光を放っているかの様に。
西の空全体が輝いています。


洞川ってあまり東西南北を使いません。
川の上流方向が「上(かみ)」、下流方向が「下(しも)」
太陽が昇る方向は「大峯山側(東)」、沈む方向は「面不動側(西)」

昨今はナビがあるから大丈夫でしょうが、地元人間に道を尋ねようものなら、
チンプンカンプンかもね。
(ちなみに上が東、下が西の方角に当たります。洞川豆知識です。)

 静かに降る雪です。
客室の窓枠がそのまま額縁の「絵」みたいです。

       

「山間部に暮す人にとって、当たり前だったり煩わしい事でも他所の人間にとって新鮮だよ。」
そう言ってくれた高校時代の友がいました。・・・?・・そうなんかなぁ?

そう言えば少し前に「ごろごろ水」汲みに来た友達も、
「雪掻き!初体験!こんな固く凍る?」
「屋根から落ちる雪、すっごい迫力!びっくりの音。」
と、何でもない事に感嘆符「!」みたいでした。

洞川の冬。  なーんにもないよって思ってたけど、そうでもないんだぁ・・・。

 洞川の地盤は主に石灰岩の岩盤らしいです。

面不動鍾乳洞も遥か昔の地殻変動で隆起した海底であったらしいと・・。
石灰岩の地質から浸み出た水は、カルシウムたっぷり。
ごろごろ水に限らず、どの山水も名水級。

石灰岩といえば、昨日お参りした「春高稲荷さん」の上の木立も岩盤。
よくぞここで木立が育つものだと思うほどです。
近くで見ても「土」なんてほとんど無かったです。

なのに強いよねぇ。木々って。 そのたくましさにビックリでした。

 大寒に入り山の獣達も食べ物に困る時節です。
だからこそ、山々に住む生きもの達に施しを・・・が由来であろう 『おいなりさんの せんぎょ』

「お稲荷さん」・・・洞川のあちらこちらの稲荷大明神様。
「せーんぎょ せんぎょ」・・・「施行」ほどこしを与えさせて頂く・・が一番近いかなぁ?

私達が子供の頃は、一斗缶を叩いたり、太鼓叩いたりしながら30か所程ある村中の稲荷さんを
「おいなりさんの せーんぎょ せんぎょ」と声高々に叫んで回りました。
行事を終えたら、「鯖のご飯」とか「キツネうどん」とか御馳走になるのが楽しみでね。

町内のお母さんらは「小豆ご飯」で三角おにぎりを作って、油揚げや煮干しのお供え物を準備。
    

今日は町内の稲荷さんにお参りして来ます。  

 「みっけ!」 勝手口を開けたら、鳥さんの足跡・・・カケス?かなぁ何の鳥かなぁ・・・?

イタチ? たぬき君? 「みっけ!」 屋根の上の足跡はイタチかタヌキ君かな?
              何年か前にも、キツネが民家付近に出没した事がありました。
              ついつい餌あげたくなっちゃうけどダメなのよね。
              野生の獣達には、人が人の食べ物あげちゃいけない鉄則。

チョッキンは鹿さん。 「みっけ!」 このチョッキンは鹿さんね。遊歩道のあちこちで見かけました。

冬の日の 「みっけ!」 楽しんでもらえましたか?
昨夜はずっと雨模様・・・。屋根の雪がドカンドカンと落ちてました。

この子達の足跡も消えちゃうかなぁ・・・。。


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