今までずっと法螺貝の音に包まれていた龍泉寺。



大峯の戸閉めと共にぐっと秋色が増して来ました。

 青空と赤   ツタの葉っぱも・・・。

当館も甘〜いキンモクセイの香に包まれています。

日一日とオータム・カラーへと変化していく洞川です。

 洞川温泉とじゃらんのコラボ企画 『天の川カフェ』縁側プラン。
昨夜はフィナーレでありました。

 色浴衣を着てそぞろ歩くには、ちぃと涼し過ぎる13度(>_<)


   ゴメン!寒くて?手ぶれが・・・。
 宿の大将ら内々で盛り上がる?フィナーレ(._.)
 射的場も・・うーん。そこそこの賑わいやね。
「今日は特別寒いの?」
「いえ、いつもこんなもんですよ(ニコッ)」
「・・・・・あーら。あなた達元気ね。」


夏中お疲れ!
洞川の縁側カフェ巡りして下さったお客様、ありがとうございました。


 どう見てもサワガニさんですが・・・。
もしもーし、サワガニさん。あなたどこから入って来たの?サワガニin奥村旅館

廊下の拭き掃除してたら見つけました。
吉野建て家屋やから、玄関から入ると階段を下りてからの廊下です。
そりゃあ、川には一番近いけど、あの石垣を這い上がって来たの?

しばらく話しかけた後は、川へと戻ってもらいました。バイバーイ(^^)/

 パッと見には、どこかのジャングルで生っていそうな「実」だと思いませんか?


      オオヤマレンゲ熟した実 鮮やかでしょう?

実はこれオオヤマレンゲの実が熟した姿みたいです。
花が終わってから、茶色の実をつけていたまでは知っていたのですが、
先日ふと見れば、「あっらぁ〜何?これ?」と姿を変えていました。

お花好きなご近所さんに聞くと、
「その種が落ちて自然繁殖していくんやん。
 山のオオヤマレンゲはそうやって子孫を残すんやから。
 鉢を土地(つちじ)の上へ置いといたらええね。」と・・・。あー納得やわ。

そやね。自然はあるがままそのままやもんね。
鳥が実を食べ、フンと共に落ち色んな場所から発芽したりもね。

今年いっぱい実ったフウセンカズラも、
人の手から手へでいいから、うーんと拡げてみたいです。

 自分にとって一番身近な神様です。
私にとっては「龍王様」じゃなくって、「龍王さん」

お客様にも、
「靴を脱いで中へと入らせてもらって下さいね。
 ご自分のすぐ近くで感じとってみて下さい。」とお薦めします。

肩に力が入る事なく自然体でいられる感じです。
空気は凛としていますが、やさしく守ってくれている空気・・・かな。

洞川へいらした折は是非お参りしてみて下さいな。

そうそう。
洞川はけっこう冷えます。温かい恰好でお越し下さいましね。

 「おっかみさぁ〜ん。今夜は天然しめじで『土瓶蒸し』よぉー。」


      あらまあ素敵!

採取人は当宿のお給仕担当レイコ姉さん。

彼女は摘菜(山菜採り)の名人なんだけど、ヘビが大大大の苦手で、
「ニョロちゃん。レイコ姉が来たから出てきたらあかんよー。」って
棒を振り回しながら、山を歩くんですって。

ついに、キノコの分野にも進出ですか?
「舌がビリッときても知らんよぉ」・・・なんて脅かさんといてなぁ(>_<)

 「ススキが揺れてて、ほのかな灯りが燈ってて・・・なんか秋やねぇ。」

「私ら若い頃 『浴衣の君はススキのかんざし〜』 って歌流行ってんよぉ」と、お客様。
鼻歌交じりにお部屋へ戻られておりました。
  

       行者さんのお宿の玄関上がり口

「田舎のおばあちゃん家へ帰って来てるみたい。」と言って下さいます。
いつも「おかえりなさい」の気持ちでお出迎えさせてもらってますから、嬉しいですね。

季節を感じる・・・『四季の国、日本』って感じですよね。


      

 22日のご宿泊はほとんどが「鞄」さん。・・・・・?

日付が変わって深夜から始まる「大峯山戸閉め式」御参拝の行者さんらが
ご自分の荷物だけを預けられ、昨日のうちから山へ上がってられます。

23日。
一大行事を終えられた行者さんらは、下山後宿にて般若心経。


  行者庵  



神聖かつ厳粛な式典が終わりを迎えます。
穏かな暖かい戸閉め日で良かったです。
合掌。

 秋やねぇ・・・。
筋雲がすっかりお空を陣取っています。

フウセンカズラをいっぱい植えて、グリーン簾作ってみましたの。
黄緑色の風船が風にゆれ、何ともいい感じ。

道行く方が、「このホオズキ赤くないなぁ?」(うっ。。違うってば・・)

茶色く熟した実は種がとれます。
黒地に白いハート模様♡

私は小さなコケシくらいしか作れませんが、
上級者さんは猿ボボみたいなお人形さんをこさえます。

 「台風は大丈夫でしたか?」客室から川を眺めつつ聞いて下さいました。

「ありがとうございます。なんとか大丈夫でした。
 でも、あの赤い橋の上に水がかかる寸前でした。」
「ええーっ。今こんなきれいやのに?」 


そう。
自然は一旦暴れ出すと予想不可能だし、おとなしい時はこんなに静かで美しいの。



お子様が小さい時、「アンパンマン」ってTV番組を一緒に見ませんでしたか?
大暴れして皆を困らせる「タイフーン」ってキャラなんですが、
ジャムおじさんがみんなに向かって諭すようにとお話するんですって・・・。

『自然は災害をもたらす一方で、恵みももたらすんだよ。』って。

この18号台風の後、その言葉を教えてくれた方がいらして、やけに心に残りました。

穏かに流れる山上川を眺めつつ、
(ジャムおじさんって深いなぁ・・・)と一人呟いていました。


PR

最近のコメント

  • 唖然・・・。。
    女将
  • 唖然・・・。。
    momo
  • よぅく見て! カワセミだよ
    女将
  • よぅく見て! カワセミだよ
    momo
  • どれどれ?
    女将
  • どれどれ?
    momo
  • 琥珀の姫のお目覚め
    女将
  • 琥珀の姫のお目覚め
    momo
  • 畑から最短5分
    女将
  • 畑から最短5分
    ちぎれ雲

アーカイブ

リンク

検索

その他