昨日の朝は「ポッ」くらいの口の開き方だったのに、
 お客様の夕餉のお時間頃には、こんな感じ。


刻一刻と七変化していくオオヤマレンゲ。
花の中心部の紅色が白い花びらに映えています。

今朝、絶対咲いていると思って勇んで見に行ったのに、
「あらら?」・・・逆にギュッと閉じていました。
オオヤマレンゲって朝は閉じてるの?
不思議で奥深い天女さんやね。



 

もうすぐ起床の時間です。

おいしい朝ご飯のスタンバイもOK!
昨日は稲村ヶ岳まで頑張ったから、昨夜はぐっすりね。

さあ!洞川の朝。
皆そろって「いただきま〜す」だよ。


*****今日のオオヤマレンゲ****
小さな子供が「ポッ」って言ってる口くらいの、 ごくごくチョッピリ開きかけです。

絶好の林間学校日和です!

「近畿の屋根」「大和アルプス」ともよばれる大峯山系。
我らが母校、洞川中学校の校歌には「♪大和アルプス東にそびえ〜♪」なる歌詞もあります。

さて、
今日は大阪府下の中学校さんがお越し下さいました。  
ごろごろ茶屋辺りで下車され、稲村ヶ岳を目指して歩かれるのですが、
稲村ヶ岳といえば、知る人ぞ知る『稲村のマンモス』(『稲村のパオ君』とも言います)
法力峠から20〜30分進むと会えるとか(*^^)v

今日の皆さんはマンモス君を発見できるかな?
 10時30分出発しました。

いいお天気です。青空満杯!
そんなに寒いと思いませんでしたが、最低は7.5℃

天女の花は、茶色いお帽子も脱げて少しニッコリほっこりしてきました。
強い風が吹いて揺らされたり、誰かが「ちょんちょん」って蕾に悪戯しないかしら?と要らぬ親心。

あと一息やねぇ。

去年ね。すっごく豊作やったんです。梅の実。
そやから、(ああ・・。これが最後の一花かしら?)と心痛めてましたの。
とても古木なんですもの。この梅の木。
ところが!どうよ(*^^)v
今年もかなりの実りです。  家の梅っ子(#^.^#)

このまま風で落ちる事なく、順調に育って欲しいなぁ・・・って。
だって、
自慢の梅酒はこの実で漬け込むんですもの。

標高1000〜1200mの林内に生息する植物と言われますが、
近年は鹿の害がひどく、防御ネットの中で保護しなければならないのが現状です。

この蕾は90歳越えのボーイフレンドが種から育てた鉢物です。
「溢れるほど水をあげる事」のアドバイスをしっかり守り、
今年は7つもの蕾をつけました。

「天女の花」と呼ばれるオオヤマレンゲ。
開花が楽しみです。

「奥村のお客さんやったんやぁ。今ではめずらしい位に皆さん装束姿で・・。」
「紫の衣に、黄の山伏装束。護摩行列に思わず手合わせたわぁ。」
地元の人からそんな言葉を聞きました。

本格派の夜中発ちで、食事もお精進料理。もちろん禁酒。
真夜中の水行もなさいます。
今年は大橋の鳥居も塗り替えられ、揺拝所でのご法楽もありました。

お昼前に下山。ここで初めて魚やお酒を口にする事が許されます。
そんな、京都入峰会さん。親子三代入峯の方も 
貫禄の会長さん

洞川での一番ポピュラーな山菜はやっぱり「イタンポ」(正式名はイタドリ)
十津川村の友達は「ゴンパチ」と呼んでいました。

山菜採り上手な伊自良大峯講さんとの一幕・・・。
「ママよ。カラタケ(岐阜ではこう呼ぶそうです。)採ったらどうするよ。」
「まず、熱っいお湯にさっとくぐらせて、バナナみたいに皮を剥く。OK?」
「うん。わかる。ほんで?」
「適当な束にして、水にさらすの。ここでは水出しっぱなしやけど、ため水を替えつつでもいいですよ。」
「うん。ほんで。」
「ちょっとかじってみて、酸味が抜けてたら下準備完了!」
「よ〜し。分かった。帰ってババに教える。」

上手くお料理できたかしら?

私はイタンポを斜め切りにして、胡麻油と七味をきかせたキンピラ風「イタンポのはりはり」を作りますね。

登り切った山の上でガブリとかぶりつく大きなおにぎり。
北陸は新潟産のコシヒカリに、洞川の百名水。
握る女将の手からは、愛情パワー(*^^)v

これで「行者弁当」一丁上がり!
白米にゴマ、赤シソ、梅干し、沢庵、塩昆布。
この上なくシンプルな山のご馳走です。
 

昨日は寒かったですねぇ。
最低12℃、最高15℃その差わずか。
林間学校に来てらしたどこかの小学生さんもビックリだった事でしょうね。

さて、
決して日当たりが良いとは言えない当館の庭にも、やっと。
やっと、石楠花の花が咲きました。
濃い桃色の蕾から、桃色、そして薄桃色と咲くほどに変化していく花の色。
        

辺りではヒメフウロも咲きだしました。
ああ・・・。
ここにきてやっと花の宴です。


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