洞川の散策コースはあちこちに点在します。

「蟷螂の岩屋」からの階段を登り切ると車道に出ます。

ちょうど名水「ごろごろ水」の汲水場所まであと少しって場所。

 

・・・芭蕉さんは東北方面をお歩きになったみたいですが、

この小道にタイトルをつけるとしたら「奥の細道」がベスト・マッチだと思いませんかぁ?

 

「月日は百代の過客にして 行きかふ年もまた旅人なり・・・」

 

旅装束に身を包んだ芭蕉の後姿が見え隠れしてそう。奥の細道

 

「ちょっと朝サイクリング行ってきた」

行き先は「蟷螂の岩屋」

仕事開始時間より、まだ早い時間の超早朝。

(旅館の朝は早く、夏休みの帰省中の方がハード・・)

 

 

山上川の上流部にある「蟷螂の岩屋」や「蝙蝠の窟」は透明度100%の清流。

「蟷螂」とは虫のカマキリの事で、

カマキリが怒り鎌首を持ち上げた姿で洞窟に入ろうとすれば、自ずと頭を打つ。

人生頭を低くして歩みなさいよ。と言う意味も込められているとか・・・。

 

ここは水が清いばかりでなく、蟷螂の岩屋

風が、空気が、匂いが、気が・・・全て違って感じる場所です。

 

足を運んでみて下さいまし。「蟷螂の岩屋」や「蝙蝠の窟」へ

 

すごいです。

朝から晩までまさに「かるた漬け」the

 

標高830mの洞川では夏休みと言えども朝は20℃切り!

この凛とした空気を生徒さんにも体で感じて欲しく、

朝ご飯前のお散歩を提案させて頂きました。

 

「半袖やったら肌寒いくらいでした。」

「背筋がピーンとなった感じ」

「ご飯がより進みそう」

・・・それぞれがそれぞれの「体感」があったみたいで良かった良かった。

 

練習時間は「the集中」

 

だ・け・ど・やっぱり16〜17歳の育ち盛りの高校生。

「あ〜ぁ、お腹空いたぁ〜」

食欲旺盛でお膳の上はキレイにペロリンしゃん(^^)/

お食事当番さん、ご協力ありがとうございました。

 

・・・最後の朝は17.5℃☆彡 天然クーラーしっかり効いてまだまだぐっすり夢の中。

ついこの前までの小学生と違い 昨日からは大きな靴のお兄さんお姉さん。

高校生の「かるた部」合宿さんがお越し下さっています。

バンバーンバン

ダダダーン

けっこう迫力の音にビックリ!

詠み人さん(本当は何とお呼びするのか・・?)の声が畳の部屋によく響きます。

 

「ひさかたの〜 ひかりのどけき〜 はるのひに〜・・・」

どのくらい前の事だったっけ?

 

『蓮池や 折らで其のまま 玉まつり』 芭蕉

 

って映像に会えたのは?

ふとお参りしたお寺には、しっかり「ハスの実」が生っていました。

梅雨空も何時の間にやら終わり、世間は夏休みの空。

葉の上に玉が転がるも・・。

ハスの実が揺れるも・・。

 

 

極楽のお釈迦様は ハスの実

咲き誇ったハスの季節だったのかしら?カンダダを見つけられたのは・・。

「キャンプファイヤーのな、スタンツな、上手にできるか心配やねん」

「あんなぁ、あんなぁ、もし肝試しで本間のオバケ出たら走って帰って来ていい?」

「背中のキャラ『あたしんち』?

「ピンポーン」

「雨降らへんかなぁ?」

「大丈夫大丈夫」

 

話したいことが満載で、聞いてほしい事が山ほどあって、

あちこちからお話しに来てくれ(*^_^*)女将は大忙し。うふふ。

 

お待ちかねの「キャンプファイヤー」

夜の行事が終わっても興奮冷めやらぬまま、ワクワク感を胸に抱き就寝時間。

涼しい洞川ではエアコンなしはもちろんの事、

窓もピッチリ閉めて熟睡中。 朝の日差しがお部屋に入って来ても「ZZZZZ〜」

 

今日は「魚つかみ」に「焼きそば作り」

普段は体験できない超ワクワクが待ってるよ!(^^)!

「もう学校出発したのかなぁ?」

「今どの辺りバスで走ってるのかなぁ?」

・・・そんな事思い浮かべつつ、学校さんをお迎えする準備を進めています。

洞川は涼しいと言えど熱中症対策は万全に。

水分補給の麦茶。90ℓの大タンクでスタンバイOK(*^^)v90ℓの麦茶

 

・・・・・・・

そしてあれから数時間。

八幡宮の涼しい場所でお弁当を食べた後、オリエンテーリング出発!

面不動鍾乳洞で8℃の冷え冷え体験。

足が痺れそうなほど冷たい山上川では水中の生き物観察。

エコミュージアムでは待望のアイス・チューペット☆

 

宿へ到着し開校式を始めます。開校式「よろしくお願いしま〜す」

「女将さん・・『ちゃいべつ』って何ですか?」

「洞川のお年寄りさんがよう使わはんねけど『キャベツ』の事やねん」

 

朝、新聞の折り込み広告に入っていた『ちゃいべつ市』ちゃいべつ

発信源は洞川の元気の源「稲荷町」

標高830mの高原野菜キャベツは、不味かろはずがない!

「柔らかさ」「甘さ」ぴか一の天下一品!

故郷洞川を出て「食」で思い出すのは「おかいさん」と「キャベツ」

売り出したなら超ブランド野菜になると思う!

 

地元の方でも「売って!」と人気殺到まちがいなし。

洞川の村おこし起爆剤になるかも?

 

(ちなみに・・・家の林間学校さんの食材はこの「洞川ちゃいべつ」です。洞川きゃいべつ

お分かりにならないでしょうね。「ぴんぴな」って言われても。

「ぴんぴな」ぴんぴな ・・・とは、

山上川沿いに生えているオレンジ色のユリみたいなこの植物です。

普段は畑や野っぱらでよく見かけるんだけどねぇ。

洞川では「ぴんぴな」と呼びます。

私らが小さい頃はおままごとの具材に使って遊びましたが、

終戦後の食糧難時には「ぴんぴな」の若芽をおひたしにして食べたそうです。

植物図鑑では「ノカンゾウ」として載っています。

 

でも。

やっぱり馴染みあるのは「ぴんぴな」やね。

母校、洞川中学校の広報誌の名前にも使われています。

「今日、ご飯なに?」

「めっちゃいい匂いしてんねけど」

「ご飯、オレ7杯食ってん!」

飛び出す言葉がどれもまぁ可愛いこと、可愛いこと。♪楽しいごはんだ〜 夕ご飯は「おかわり!」call

その上、今年の5年生はお片付け上手(*^^)v

おまけに「ありがとう」のご挨拶上手(*^^)v

 

奥村旅館スタッフ一同大いに感心しております。(本間やで!)

「あ〜ああ。帰る日来てしもたぁ」

お母さんは思わずハグしたくなっちゃうよ。

 

今日は御手洗渓谷へのハイキング。

「山菜ご飯」のお弁当、届けるねー!

 

・・・・・追記・・・

帰り際、女の子4人組から小さなラブレターもらいました。

 

  奥村旅館のみなさんへ

りん間学校の3日間ありがとうございました。まお

ごはんはとってもおいしかったです。みの

おふろきれいであったかかったです。はるき

とてもやさしくてよかったです。ありがとうございました。えな

 

スタッフ一同の心に沁みました。こちらこそ、ありがとうございました。


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