5月3日の「戸開け式」が「動」に向って動く行事なら、
「戸閉め式」はこれから秋、冬に向っての「静」の行事なのかもしれません。
今年は雨の「戸閉め」となりました。
昨日の内から山に上がられる行者さんに「行者弁当」を手渡しつつお見送り。
「雨の予報・・出とったなぁ」
「どうか登り道だけでももって欲しいですわ・・」と。
当館は「戸開け」も「戸閉め」も行者庵の般若心経で始まると言っても過言ではありません。
今年の厳粛かつ神聖な式典を終えられ、下山なさったところです。
「鈴」も「法螺貝」も「鍚杖」も行者さんの全ての「音」が消える「戸閉め」